嵐のように

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小次郎は嵐のようにやって来て、嵐のように去っていきました。
 
でもマメタは泣きませんでした。あと何か月か我慢したら、コジとの楽しい生活が
待っている。我慢した分、楽しくて幸せに暮らしていける…マメタはそう信じていま
した。そして私たち家族の誰もがそう思っていました。

小次郎が行ってしまってから1週間…またマメタが「コジのメール届いた?」と
口癖のように言うようになりましたが、トレーナーさんからの連絡はありません
でした。マメタはまるでトトロのメイちゃんが、木の芽が出るのを待つように、
トレーナーさんからのメールを待ちわびていました。

2週間が過ぎました。家族の年末の予定がはっきりしたので、トレーナーさんに
電話を入れて12月23・24・25日か29日のいずれかに家族で小次郎に会いに
伺いたいとお願いしましたが、「年末は日頃出来ないところの掃除や片づけで
忙しいため、面会はお断りしている」とのことで、小次郎に会いに行くことは
出来ませんでした。

その後もトレーナーさんからは写真も近況も届かなかった為、私は年末の忙しい
ときに申し訳ないと思いながらも、マメタの気持ちを想うと我慢出来ず、奥様に
電話を入れて、1枚でいいからコジの写真をマメタに送ってやって欲しいとお願い
しました。

奥様はマメタとの約束は無かったかのように「ごめんなさいね。今、美容院に
行くところなので、帰ったら送りますね」とおっしゃいました。私は少しがっかり
しました。純粋な気持ちで待っているマメタの事を何とも思わないのだろうか。
ご自分たちもお子さんがある方たちなのに、子どもの気持ちを思いやってくだ
さってないように感じたのです。

私なら…「ごめんね、約束してたのに…ほんとにごめんなさい」と謝罪した
と思います。いいえ、私なら必ず約束は守ります。守れない約束をするべき
ではないと思うのです。マメタがどんな想いで小次郎を託したか。トレーナー
さんにとっては多くの中の1匹とその家族だったかもしれませんが、私たちに
とってはかけがえのない犬と子どもなのです。
同じように子どもを持つ親として、人として、とても残念に思いました。
そして、かすかにトレーナーさんに対する不信感が生じました。

数時間後、写真だけが4枚送られてきました。マメタは大喜びしました。
長女も私たちも、元気そうで、落ち着いた様子の小次郎を見ることが
できて嬉しかったです。前よりも穏やかな表情のように見えました。

マメタは何度も何度も写真を見て、早くコジに会いたい、早く帰って来て
欲しいと言いました。「あと何か月かなあ」写真を見つめ、そう呟くのでした。

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おいらもマメタ姉ちゃんに会いたいよ~☆≡(>。<)くしゅんっ!
早くお家に帰りたいー(T_T)