思いもよらぬ出来事

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帰って来てから3日目、留守番をしていた小次郎はベッドを
ビリビリに破ってしまっていました。そのことに対する対応を
トレーナーさんに伺おうと電話したところ、わざわざこちらまで
来ると言われました。

今の私たちならば、ベッドをビリビリに破壊することなんて、
何てことのない出来事です。小次郎は犬だから…新聞の
チラシもポリ袋もビリビリに破ります。破るだけで食べて
しまわなければ大丈夫なことなのですが、その頃の私たち
にとって、ベッドを破壊する小次郎は、トレーナーさんから
聞いていた小次郎とは違う犬のように思えてしまいました。

リビングに入ってみえたトレーナーさんは、小次郎の様子と
ビリビリに破壊されたベッドを見て、私に100枚入りのペット
シーツの買い置きはないかと尋ねられました。

たまたま買い置きがあったので、お渡ししたところ、その
ペットシーツを、ケージの中で逃げ場のない小次郎の
頭をめがけ思い切り投げつけました。ペットシーツの塊を
自分の頭の上まで持ち上げて「こらー!!」という怒声を
浴びせながら…。

その日も私はビデオ撮影をしていたのですが、一瞬何が
起こったのか理解出来ず、カメラを持つ手がガタガタと
震えていたことを覚えています。

主人もマメタも長女夫婦も目をそらせました。私たち家族
にとってトレーナーさんが、そのようなことをする訓練士だとは
思いもよらないことでした。

僕のしつけは愛情が基本。リードショックは使うけれど、正面
切っては使わないし、使ったショックの何倍もの愛情をかける
…そう言ってみえたのは何だったのか。

驚いて声も出なかった私たちに、トレーナーさんが話かけて
くださいましたが、何を話したのかまったく覚えていません。
そして二言三言話をしたトレーナーさんは、また小次郎の方に
向かって歩いていかれました。

トレーナーさんの顔を見て、軽く尻尾を振った小次郎を見て、
「尻尾を振りましたね」と言うと同時に、今度は小次郎の腰を
めがけて二度三度、さっきと同じように怒声を浴びせながら、
ペットシーツの塊を思い切り投げつけたのです。

心臓がバクバクしました。手の震えも止まりませんでした。
私たち家族は呆然と立ち尽くしていました。小次郎の体は
大丈夫だろうか。こんなことをされるなんて、こんなことになる
なんて…私はうろたえていました。

ケージの中でブルブル震えている小次郎。見ている私は
泣きたいくらい辛いのに、「やめてください」とも言わずに、
その場に立ち尽くし…思い出す度に、自分の弱さ、不甲斐なさ、
残忍さに胸が苦しくなるのです。

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おいら、まだ子どもだから、ちょっといたずらしちゃっただけなんだウ・・ ウン(・_・;)
母ちゃん、何で助けてくれないの。・゜゜・(>_<;)・゜゜・。