膨らむ恐怖心

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小次郎にペットシーツをぶつけたマメタ。マメタの心は
とても傷ついていました。それでも小次郎に対する愛情は
いっぱいで、小次郎もマメタの膝の上で眠ることがよく
ありました。

そのことをトレーナーさんにお話ししたところ、小次郎は
そうやって自分が支配しやすい人間を味方につけて、
それ以外の周りの人間を攻撃するタイプなので気を
つけなければいけない。膝の上で眠らせるのも10分
15分以上は良くないと言われました。

あれもダメ、これもダメ…禁止事項の多さに、〇田流の
難しさを感じ始めていました。そして、どれほど小次郎が
怖ろしい犬なのかと……小次郎に対する愛情が少しずつ
恐怖心に変わっていっているように思い始めてもいました。

小次郎が帰ってきてから8日目の土曜日のことでした。
スカイプで小次郎の様子を見ていただいていた時に
度々、ケージから小次郎がピーピー鼻を鳴らしました。
それを聞いていたトレーナーさんから、ケージを蹴飛ばすか
スウェットなどファスナーのついてない洋服でケージの
淵を思い切り叩くように言われ、スカイプで実際にどの
ようにするのか、訓練所で預かっている犬をモデルに
した指導をされました。

また、小次郎が度々自分の尻尾を追いかけて興奮して
いることを相談したところ、「小次郎はお散歩に行くことすら
ストレスに感じるタイプなんです。そのストレスで尻尾を
追いかけているんです。放っておけばいいんです」と言
われましたが、心の隅に納得できない思いがありました。

そして吊り上げも早く成功させるように…「普通の犬なら
こんなに心配はしません。小次郎はとんでもない犬です。
だからこんなに心配して、厳しい事も言うのです。」との
言葉に、恐怖心が膨らんでいきました。

どんどん荒くなってくる指導内容に、気持ちが沈んで
いきました。犬にやさしい、愛情が基本、大きな愛情で
包み込む…そのしつけ法が犬を吊り上げる、ペットシーツの
塊をぶつける、ケージを蹴飛ばす、ケージに服を叩きつける、
新聞や雑誌を投げつける。

私が思い描いていたものとは正反対の方向に進みだした
ように思いましたが、後戻りする勇気がありませんでした。

そして、小次郎のこと、私たちのことを思って、言いにくい
ことや厳しいことを言ってくださっているのだと感謝しなけ
ればと思う自分がありました。

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吊り上げられるのも、ケージを蹴られるのも、おいらは嫌だよ。
母ちゃんもマメタ姉ちゃんも嫌だって思ってるのに、何で(?_?)