また訓練所へ

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小次郎が帰って来て僅かの日にちでしたが辛い毎日でした。
そして9日目の日曜日の夜のことでした。

その頃には、お散歩中にリードショックをかけなければなら
ないことが負担で、なるべく人や犬に会わない時間帯にお散歩を
するようになっていました。

それでもなるべく夕方にはと思ってはいたのですが、気持ちがすすまず
夜のお散歩になることが多く、そんな中での出来事でした。

風が強く、暗い夜道で落ち葉が道に舞う様子に小次郎は突然興奮しだしました。
あちこちに舞い散る落ち葉を獲物を狩るかのように追いかけ出したのです。

その興奮から箍が外れたようになった小次郎は、肩を
いからせて狂ったように匂い嗅ぎをし、ゲホゲホ言うほどの
引っ張りで歩き出しました。何とか私たちの横を歩いていた
さっきまでの小次郎とは別の犬ではないかと思うような変わり
ようでした。

今まで抑えていたものが一気に噴き出したのでしょう。
矯正したのではなく、ただ単に抑え込んでいただけだった
のだと思います。

人でもずっと我慢に我慢を重ねていれば、何かをきっかけに
爆発するのと同じだったのでしょう。抑え込む、過度な我慢を
させる…ずっとその状況が続けば、それが当たり前のことの
ようになってしまう、テレビで報道されているように、軟禁され、
いつでも逃げ出せる状況にあっても逃げ出さずに、その状況を
受け入れてしまっている人のように感覚が麻痺していくのだと
思いますが、小次郎には抵抗する気持ちが残っていたのです。

それなのに私にはその事が理解できませんでした。
とんでもないことになってしまったと思ったのです。

余りにもショックで、散歩を続けることが出来ず、そのまま
家に戻ってトレーナーさんの所に電話をかけました。
「せっかく矯正していただいて、穏やかな犬になって帰って
来たのに、私がダメにしてしまいました。もう一度、そちらに
連れて行きたいのですが、いいでしょうか」と奥様にお話しし、
トレーナーさんと相談していただきたいとお願いしました。

翌日、主人と私は休みを取って、小次郎をトレーナーさんの
所に連れて行く算段をしましたが、奥様から電話があり、娘さんが
小次郎を迎えに来てくださることになりました。

遠い道のりを娘さんは一人で運転し、小次郎を迎えに来て
くださいました。娘さんの顔を見るなり尻尾を振り、おしっこを
娘さんにかけるようにしてしまった小次郎。トレーナー業を
継いでみえる娘さんはつかさず「今のおしっこの仕方は支配性
が現れていましたね」とおっしゃいました。

今、犬のボディランゲージを少し勉強するようになり、
その時の小次郎のおしっこは、娘さんに対して「怒らないで」
「落ち着いて」というシグナルだったのではないかと思います。

小次郎は娘さんの軽自動車の助手席に座り、また訓練所に
戻りました。助手席にはバリケンも何もなく、遠い道のりを
行くのに大丈夫だろうかと少し心配でしたが、翌朝、私が
送ったお詫びのメールへの返信で娘さんと小次郎が無事に
訓練所に着いたことを知り、胸を撫で下ろしました。

そしてまた、小次郎の居ない生活が始まりました。

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母ちゃん、おいらの気持ちに気づいてよ! もっとおいらのこと分かってよ!
おいらは犬だよ。葉っぱぐらい追いかけるよ♪(* ̄  ̄)b “(--;)ウン・・・
おいら、自信のない、自分で何も考えられない犬にはなりたくないんだ!(・。・)b 「そうだ!そうだ!」